tag:blogger.com,1999:blog-7943875344368271952024-02-19T01:00:59.264-08:00Survival GameSakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comBlogger187125tag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-27682882426506944432011-07-05T17:18:00.000-07:002011-07-05T17:46:41.889-07:00携帯のHD Movie StreamingNetflixがOMAP4をHD Movie Streamingプラットフォームとして認定したらしい。<div>LG Thrill 4G, LG Optimus 3D, Droid 3が1080P 30FPSでそれを使うらしい。携帯の画面自体は1080Pの解像度はないから、携帯からHDMIでつなぐのだろう。</div><div><br /></div><div>このHD Movieを携帯から大きなスクリーンに送るというアプリケーションはどう使うのだろう?例えば家で、WiFi経由で携帯にダウンロードしながら大きなモニターにはHDMI経由で映し出す。そうなると、携帯をテレビから離すことができない、操作するためには携帯まで歩いていく必要があり、また携帯を自由に他のことに使えないという不便さがでてこないだろうか?</div><div><br /></div><div>この辺を改善する必要がありそうだ。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-58037559983580380862010-08-10T10:25:00.000-07:002010-08-10T12:00:33.875-07:00Giving Pledge チャリティ<div>Warren BuffettとBill GatesがGiving Pledgeというキャンペーンをやっている。ビリオネア達に財産の少なくとも半分はチャリティに贈与してくれと呼びかけているのだ。参加する40人のビリオネアの財産がトータル$251Bなので、最低$125Bは集まるらしい。75歳のWarren Buffettは財産の99%にあたる$47Bを、Bill Gatesは$28Bを贈与する。</div><div><br /></div><div>おもしろいことに、コメントのほとんどは、二つに集約される。</div><div><br /></div><div>一つ目は、こんなにあっても使い切れるものではない、ということ。もしかしたら、彼らはお金を稼ぐことが、つまり上っていく時の上昇感が楽しかったのであり、贅沢をするために稼いだのではないのかもしれない。その結果、それだけのお金をもってみると、自分に対する世の中の態度が変わり、そして世の中が違って見えたのかもしれない。</div><div><br /></div><div>二つ目は、遺産相続をよしとしない、というもの。$18Bを贈与するNY市長のMichael Bloombergは「最善の方法は、子供や孫に直接あげるよりも、彼らのために世界を良くすることだ。」と言い、Boone Pickensも「相続させることはharm than goodだ」と言っている。もしかしたら、チャリティに参加できないビリオネアのほとんどは、子供や孫の反対にあっているのかもしれない。</div><div><br /></div><div>世の中の景気が悪いときに、自らの財産をチャリティに寄贈することはすばらしいことだ。</div><div>上流の巨大ダムにせき止められて溜まっていた水が流れ出て、干涸びていた下流にまで水が届けば地上がまた潤い、新しく芽が出、たくましく成長していくことだろう。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-17400060142736471612010-08-08T02:34:00.000-07:002011-07-02T22:03:36.406-07:00映画と音楽のVirtualizationNetflixがEpixからWebでの映画配信サービスを始める。<div><br /><div><div>NetflixのQ2は$43.5Mで昨年同期の$32.4Mよりも良かったが、やはりPC上でコンテンツを売ったりDVDを配送したりでは、この先成長しないのだろう。先日FremontやSanta Anaで285job cutsしていたが、こういったDVDの配送用店員を減らし、映像配信サービスへと方向転換するためだったようだ。</div><div><br /><div>一方、映画館は意外と好調だ。7月のある週末ではInceptionが一位だったが、観客の56%が男性、73%が34歳以下だったらしい。映画館で見るのに向く映画というのが、若者向きのものが多いのかもしれない。それに、歳をとると、家で好きなときにごろごろ見る方が楽なのだろう。</div><div><br /></div><div>ところで、Appleがlala.comを買ったのも似たようなものなのだろうか?ネットから自分のPC/HDD/DVDに落として見るよりも直接Webの配信映画を見る方がいいように、自分のiTunesで自分のSRAMにダウンロードしておくよりもどこかのWebのサーバの音楽を聞く方がいいということなのだろうか?</div><div><br /></div><div>だとしたら、これもすべてVirtualizationの流れなのだろう。</div><div></div></div></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-25953961145793290582010-08-05T12:34:00.000-07:002010-08-05T13:13:32.780-07:00テキサスの産業今までは、州都はオースティンだったにも関わらず、ダラスフォートワースがテキサス州最大の都市圏だった。最大都市はヒューストンだが。<div><br /></div><div>しかし、今、企業や人口が、オースティンに流れている。Southwest AirlineもSan Joseからオースティンの直行便を二倍にした。5年後にはオースティンがテキサス最大都市となる日が来るかもしれない。</div><div><br /></div><div>テキサス州は税負担が軽い州であり、それは石油によるものであった。ところが、このCleanTechブームで状況は変わっていく。ヒューストンに代表された石油に代わり、Nolan 郡を中心に風力発電を軌道に載せている。ヒューストンにはNASAがあり、石油産業が縮小しても航空宇宙産業という重要な都市になる。そして半導体産業はオースティンが中心になり、スタートアップも増えている。</div><div><br /></div><div>ここにも、CleanTechによる影響が垣間見えた。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-32990883075756900862010-08-04T18:55:00.000-07:002011-07-02T22:03:36.406-07:00中国の規模2010年6月の時点で、中国における携帯電話のユーザが805.35millionに達したようだ。人口の60.5%にあたり、月ベースで1.19%、年ベースで15.85%の成長だ。同6月の携帯からのショートメッセージは68.92billion通送られており、電話番号毎の一日平均は2.87通だとか。<div><br /><div><div>ちなみに、その6月時点の中国固定電話加入者は304.92millionで22.9%にしかならない。インターネットアクセスに関しては、Dial-up 6.89million、xDSL 93.59million、Aggregate115.14millionだ。</div><div><br /></div><div>3月の時点では中国の携帯ユーザは777millionであり、もうすぐ800millionだなと思っていたが、3ヶ月で超えてしまった。3ヶ月で30millionの契約という数字はあまりにも脅威的だ。日本と比較してみると絶対数、成長数ともに桁違いなのがわかる。Deltaを見ればわかるように、日本の携帯契約者数のほぼ25%が3ヶ月の間に契約してしまったことになる。およそ1年で日本の携帯契約者が全て契約してしまったというようなすごい勢いなのだ。</div><div> 日本 中国</div><div>6月<span class="Apple-tab-span" style="white-space:pre"> </span>113.71M<span class="Apple-tab-span" style="white-space:pre"> </span>805.35M<span class="Apple-tab-span" style="white-space:pre"> </span> </div><div>4月<span class="Apple-tab-span" style="white-space:pre"> </span>112.18M<span class="Apple-tab-span" style="white-space:pre"> </span>776.87M</div><div>Delta<span class="Apple-tab-span" style="white-space:pre"> </span> 1.53M<span class="Apple-tab-span" style="white-space:pre"> </span> 28.48M</div><div><br /></div><div>この勢いの中、2Q10の中国でのGSM,CDMA,3Gを合わせた携帯の売り上げは59.161millionである。これから市場の中心が中国になるのは明らかだ。</div><div><br /></div><div>ひとりっこ政策にも関わらず、中国というのはなぜこんなに人口が多いのだろう?</div><div><br /></div></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-11816551724819948702010-07-31T03:34:00.000-07:002011-07-02T22:03:36.406-07:00エネルギーの輸出<div>小学校で、日本には資源が無い、と習った。だから原材料を輸入し加工して売る産業により、成り立っているのだ、と。輸入した原材料を加工することで付加価値をつけ、その製品を輸出することでその加工した分を利益とする。車や電化製品が良い例だったのだろう。</div><div><br /></div><div>宇宙太陽光発電が軌道に乗れば、石油のような原料でなく、このエネルギー自体を加工品として輸出できるのではないだろうか?原子力発電や水力発電、地上太陽光発電では供給のため、現地にその発電所を設置する必要がある。ところが、宇宙太陽光発電ならば供給はどこでも可能であり、衛星軌道上にある宇宙ステーションから各国へと送電することが来出る。</div><div><br /></div><div>もしも宇宙太陽光発電によるエネルギーを輸出できたら、日本にとっていい産業になるだろう。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-77363740851481776512010-07-30T11:21:00.000-07:002010-08-02T01:24:59.029-07:00宇宙太陽光発電<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgj7fgARE0mAnYof28IJkMS1Ur-Zti3uxZ1EzCjLZb6-gK091OzaQn40fYASMCtxMR-hllM_qRPN4ymNMCRxukSexb1bjWHsdy6lg855GVKEX4pVtZRZBP6FvBnbMQ3-erBC27GEb8Onpw/s1600/IMG_0565.JPG"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgj7fgARE0mAnYof28IJkMS1Ur-Zti3uxZ1EzCjLZb6-gK091OzaQn40fYASMCtxMR-hllM_qRPN4ymNMCRxukSexb1bjWHsdy6lg855GVKEX4pVtZRZBP6FvBnbMQ3-erBC27GEb8Onpw/s320/IMG_0565.JPG" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5500724743973703314" /></a><br />ソーラーパワーは、4、5年前まではQセルズとシャープで市場を二分にしていたが、リニューアブルエナジーに注目が集まった途端、どちらもアメリカ、中国企業に追い抜かれた。<div><br /></div><div>一方、宇宙太陽光発電の開発も進められている。国土の狭い日本にはこちらの方が向いているかもしれない。</div><div><br /></div><div>おかしな例えかもしれないが、地上太陽光発電が麦、宇宙太陽光発電が米に当たるような気がするのだ。育てやすいがそのまま炊いて食べるには不向きな麦、単位面積辺りの収穫量は多いが手間はかかるし水も必要な米。主食同様、その土地にあった発電方法というのがあるのだろう。</div><div><br /></div><div>カリフォルニアの夏の日差しとその太陽を浴びて大きく育ったヒマワリを見て、ふとそんなことを思った。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-86910250636758027522010-07-25T23:02:00.000-07:002011-07-02T22:03:36.407-07:00Web Shopping - 2AmazonがAmazonのアカウントとFacebookアカウントと接続できるような機能をスタートした。Facebookのprofileの情報からそのユーザや友達へのギフトのお薦めや、友達の誕生日情報と彼らの好きな映画や音楽情報を使うらしい。前に書いたように個人情報を守るため、ユーザのアカウント情報や購入履歴をFacebookとシェアすることはないようだ。<div><br /></div><div>つまり、個人が自ら公開している情報を、そのリンクされた友達に限定的に使うことはプライバシーの問題にならないということらしい。逆に言えば、公開しているわけではない購入履歴やAmazon上の情報を流すことは問題なのでしないということらしい。<br /><div><div><br /></div><div>Amazonは製品によってインターナショナルシッピングも可能でオーダできるが、たいていのオンラインショップはインターナショナルシッピングは対応していなかった。ところが最近Banana Republicのオンラインサイトがインターナショナルシッピング可能だということに気づいた。これからはそうなっていくのかもしれない。</div><div><div><br /></div><div>Liz Claiborneはアウトレットストアを来年頭までにすべてクローズする。インターネットショッピングの普及とともにアウトレットの存在意義が薄れてきているのだろう。他にもお店をクローズするところは多いが、Jones Apprarelの場合はモールのストアをクローズしてアウトレットにフォーカスする。この場合はモールのお店の売り上げが上がらないからと、去年の在庫を処理する必要があるのかもしれない。<div><br /></div><div>しかし今のPCやMobileのクオリティでは、衣服は本やCDと違って自分がほしいものを選ぶのは難しい。靴はまだいいが、衣服はネットで見た色、素材、質、サイズ、すべてがまだ実物とはほど遠い。これが改善でき、かつARで自分が来たところが見れるまでは、つまりVirtual Shoppingができるまでは、ネットでほとんどのものを買うのは難しいだろう。</div></div></div></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-19639361671968641632010-07-24T00:52:00.000-07:002011-07-02T22:03:36.407-07:00Web Shopping - 1<div>4月には、Facebookは、Google, MSN/Windows Live/Bingに次いで、ポピュラーオンラインサイトランク第三位だったらしい。これだけアクセスがあれば、Social Networkをe-commerceに利用し始める企業がでてくるのは当然だ。様々な企業がFacebookやTwitterでカスタマに呼びかけているのはもちろん、Facebookで友達とオンラインショッピングできるツールを提供したり、グループ購入によるディスカウントGroupon、友達と好きなレストランをシェアーさせるオンラインクーポンなど、いろいろアイディアがでてきている。</div><div><br /><div>おもしろいのは、AmazonもTwitterは使っているが、今のところそこまでSocial Networkに過剰期待はしていない。プライバシーの問題があるからだという。カスタマレビューやレイティングのパイオニアで、オンラインショッピングについては経験値の高いAmazonが言うのだからそうかもしれない。</div><div>ただ、私はいつも、Sign Inした後Logoutボタンが探しにくく、一度サーチするとかなりしつこくその情報を使って他の商品を勧めてくるAmazonのページこそ、プライバシーを大切にしないサイトだと感じているので、ちょっと「え?」と思った。</div><div><br /></div><div>とはいえ、プライバシーの問題という点は、もっともだと思う。隠すほどのことではなくても、他人からいちいち「今週は○○買ったんだね」「先週は△△買ってたよね」「先月の□□はどうだったの?」といろいろとトラックされたら気持ちのいいものではない。しかもそれが見ず知らずの人だったら、ストーカーかと恐れるだろう。</div><div><br /></div><div>私の意見としては、Social Networkは、友達と食事に行くレストランや映画、消費する食べ物等はSocial Networkを使った展開は有効だが、友達に勧められたからといって同じものを買うわけではない商品には使えないだろう。例えば本や衣服に関して、友達がすすめたからといって、カスタマレビューよりも信憑性があるというわけではないし、その商品を使ったことのない友達とその商品について議論したいわけでもない。つまり、そういう場合、友達である必要性がないということなのだ。</div><div><br /></div><div>Social Networkにおけるe-commerceは、友達との関連が活かせるものにのみ、機能することになるだろう。</div><div><br /></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-52723825973032531652010-07-23T21:05:00.000-07:002010-07-30T03:28:23.787-07:00中国進出への次の一歩中国進出に関して、今週もグーグルの検索が遮断されたというニュースが話題になった。実は技術的な問題だったようだが。<div><br /></div><div>実際に中国進出をしているのは別にグーグルだけではない。半導体ベンダーも皆営業所のみならず、中国にデザインセンターを設置して現地のエンジニアを採用している。しかしそれだけで市場に入っていけるものではないので、皆次の一歩を踏み出し始めた。</div><div><br /></div><div><div>AtherosはOpulan TechnologiesというPONの会社を買収した。</div><div><div>Marvellは会社の中国名を新しくした。”美満”と書いて”美しい調和”という意味らしい。中国の顧客やビジネスパートナーと調和しWin-Winの関係を築きながらやっていきたいという思いが込められているようだ。</div><div><br /></div><div>TIも来月あたり中国市場への進出をアピールするため、中国での大量採用と、それに伴う米国でのジョブカットをするのだろうか?</div><div><br /></div></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-63233818852230215262010-07-22T09:54:00.000-07:002010-07-24T11:57:03.513-07:00TIとFreescale一年ほど前から、TIはFreescaleを買収するのではないかと思っている。TIはアナログと組み込みプロセッサを強化したい。Freescaleは二束三文で買えてその両者の拡充がはかれるだろう。<div><div><br /></div><div>それとTIは以前NokiaにOMAPを売ることで儲けたが、NokiaがSTに乗り換え、TIのOMAP部門は追いつめられた。もしもそのときTIが起死回生のためFreescale買収を条件にMotorolaとの関係を築いたとしたら?それでFreescaleがMotorolaとの供給契約を終了した時点で携帯事業を撤退、代わりにTIがDroidに乗れたことにも納得がいく。さらにFreescaleは日本とフランスにおける製造を縮小、これも既に日本とフランスに製造拠点を持つTIに吸収されるならば必要だったはずだ。</div><div><br /></div><div>またFreescaleは車載製品ではシェアが最大。車載用マイコンも多い。バッテリー製品にとって今最大のターゲットは電気自動車のバッテリー。パワー製品を軸にしたいTIにとって、これも魅力的だろう。</div><div><br /></div><div><div>Blackstoneが cleantech fund を既存$410Mの18%にあたる$90Mを追加するらしい。Freescaleはもはや必要ないだろう。<div><br /></div><div>かつての母体Motorolaといえば、昨年mobile部門をspin-offさせようとしたがうまくいかず、set-top-box 事業を売りたくても売れず、今年、Mobile Devices Home businessesとEnterprise Mobility Solutions and Networks businessesの二つに分け、後者をNokia Siemensに売る。Nokia Siemensはこの準備のために昨年末に5700のレイオフをして人減らしをしている。</div><div><div>MotorolaはDroid携帯を売っていく道を選択したようだ。</div><div><br /><div>TIがFreescaleを吸収するときには、便乗してOMAP,DSP,ASIC等をレイオフをするだろう。早ければ来月あたりにあるのでは?</div><div><br /></div></div></div></div></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-88888476114423241572010-07-16T23:19:00.001-07:002010-07-17T00:33:49.956-07:00円高の先<span class="Apple-style-span"><span class="Apple-style-span" style="font-size: medium;"><div>円高が進行している。</div><div><br /></div><div>中国のGDPの伸び率の鈍化、アメリカ、ヨーロッパも回復していないなどの海外経済の状況、および、今回の経済危機の影響が他に比べて少なかったことが、円高をあおった。</div><div><br /></div><div>つまり、他者のよくない結果による円高だ。</div><div>例えそうでも、もしもこれが、自ら経済危機を乗り越える方法を考えて実行したことにより導かれた結果であるならば、誇らしいことだ。ところが、実情は政治家を批判し、企業は国際競争力を失ってきている状況で、プラスの結果がでているわけではない。</div><div>良かったことは経済危機の影響が少なかったことだが、これは、過去のバブル崩壊の失敗時、バブル期のキリギリス精神を改め、アリ精神に心を入れ替えていたことだろう。無駄遣いや一攫千金思想を止め、堅実に生きることを考えるようになっていたからだと思う。</div><div><br /></div><div>こう感じるのには理由がある。</div><div>私はバブル崩壊後に就職をしたので最初からアメリカ人と仕事をしていて、自分達は家族を犠牲にてアクセク働くアリのようであり、アメリカ人は昼間はずっとバイオリンを弾くが、夕方には家に帰り、休暇をたっぷりとって家族を大切にするキリギリスのような気がしていたのだ。「Don't work hard!」と言って帰る彼らを見て。</div><div>ところがこの景気悪化で状況が変わった。休暇を長くとってバケーションというよりも、疲れをとるために休みはとるが、その間もメールはチェックし続け、電話にも出るようになってきた。おそらくVPレベルはここ2年くらい休暇もとっていないだろう。もちろん、職を失うのだはという心配があるからそうしているのだろうが、彼らの仕事に対する距離感が、日本人に近くなってきたような気がする。</div><div>私にはこれが、かつての日本のように、彼らもアリになってきたように見えるのだ。それだけアメリカ人は危機感を感じて、必死で頑張っていると思う。</div><div><br /></div><div>ここで問題なのは、逆に危機感も感じず、変わらずにいる日本だろう。</div><div>周りが神輿を担いで日本をその神輿の上に載せた。楽なのでその神輿の上に鎮座する日本。かたや、必死に神輿を担いで原に力を入れて走る他国。神輿を担いで走った分、力をつけてくるだろう。彼らが神輿を担ぐ必要がなくなり、各自で走った方がよく走れるようになったとき、誰も担いでくれなくなった神輿に座っていた日本はどうなるのだろうか?担ぎ手に居なくなりその場に取り残された神輿の上で途方にくれるなんてことがないよう、神輿から降りて、一緒に担いでいきたいものだ。そうでないと、他国が復活して成長しだした時、地面に置かれた分高さを失い、円が暴落、足が弱っていて走ることもできず、自分だけが取り残されるということになりかねない。</div><div>つまり、自分の意志で神輿に上ったわけでもなく、ただ担ぎ上げられたことに気づいていないことそして、そういう場合担いでいる人間の都合でおろされてしまうということが問題なのだ。</div><div><br /></div><div>人間は失うのが怖い。だが、まず自分が神輿の上にいることを認識し、その楽さを捨て、降りて、一緒に腹に力を入れて走っていくべきだ。</div><div><br /></div></span></span>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-79958669664920585832010-07-16T22:57:00.000-07:002010-07-17T11:00:50.793-07:00広い視野で見るべきこと時々ふと「あぁ、そうか」と思うことがある。頭ではわかっていても、理解が自分の感覚として身になった感じがするときだ。例えば、苛められるとつらいとわかっていても、実際苛められてみないと、どういう気持ちがして、どんな風につらいのかまでは実際にはわからない。<div><br /></div><div>たまたま今日思ったのは、お金の流れだ。これは実体験で「あぁ、そうか」とわかったというわけではないが、何かが頭の中でつながった気がした。</div><div><br /></div><div>お金の流れを正常に維持するには、輸出入の両方が必要ということだ。</div><div><br /></div><div>日本に住む日本人から儲けている企業がアメリカにオフィスをつくりアメリカ企業に投資する場合、これは完全に日本のお金をアメリカに投資するという、日本のお金を外に出すことを意味する。買い、だ。あるいはヨーロッパの車やブランド品を好んで輸入する。ということは逆に、アメリカや他国からお金を回収する企業が必要になる。例えば日本に石油やダイヤのような埋蔵資源があれば、それを売ることでお金を回収することができる。日本にはそういう資源はないので、何か別の売るものが必要になる。だから、車や電化製品といった工業製品をつくって輸出し、売っているのだと。こっちが、売り。</div><div><br /></div><div>資金が与えられた人にとって、売るのと買うの、どちらが難しいか?訊くまでもない。売るのに決まっている。</div><div>お金さえ与えられれば、買うのは誰でもできるのだ。子供でもできる。投資だって回収できない投資なら、子供だってできる。今後アメリカ国内のベンチャーキャピタルの数は減少する。景気がよければ誰でも投資家になれるが、景気が悪いとほとんどの人間が投資家になれない。回収が望めないからだ。だから、減少する。</div><div><br /></div><div>ちなみに、これは投資家に限らない。景気がよければ、誰でもいいマーケッター、いいセールスマンになれ、誰でもいい上司、いい社長になれるのだ。景気が悪いとほとんどの人が、駄目なマーケッター、駄目なセールスマン、悪い社長、悪い上司になる。</div><div><br /></div><div>この売りと買いについて、自分がアメリカに住んでビザのことで苦労してわかった。駐在員用のEビザは、日本企業が投資することで与えられるビザ。つまり、日本企業がお金を払って買っている。だから、ビザを売ったアメリカにとって、日本がその投資を回収しようがしまいが、どちらでもいいのだ。それに対し、Hビザというのは、個人が自分の能力を売って、アメリカ企業に給料という形でそれを買ってもらうものだ。だから、買ったものがアメリカの役に立たなければ途中で買うのをやめることもある。特に今のように景気が悪くて財布のひもが固ければ特にやめるだろう。だから、売る方のHビザの方が、買う方のEビザよりもはるかに難しいのだ。</div><div><br /></div><div>海外でものを売ることができなければ、海外からものを買うことができない。円高で輸出が弱まれば、売りと買いのバランスをとるために、輸入、つまり海外への投資も縮小するべきだ。ところが実際は、円高の勢いで海外への投資ばかり考え、自分たちの何かを海外へ売ることを全く考えていない。国内でしか稼がない会社が海外へ投資するのはよくない傾向だ。必ずしも自ら輸出をしろということではなく、輸出する企業を支援するなどの道を確保するための援助をすればいい。自社のキャッシュフローのみを見るのではなく、もっと広い視野を持って考えることが求められる。</div><div><br /></div><div>買うのは簡単で、売るのが難しい。だから、そういった買うことしか視野にない人間をつくるべきではない。売ることのできる人間が、その売った利益から、次につながる投資をするべきなのだろう。今、日本企業は買うことにリソースをつぎ込むのをやめ、何を売るべきかということを真剣に考えるべきなのではないだろうか?</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-81458717828799889192010-07-07T21:01:00.000-07:002011-07-02T22:03:36.407-07:00ソーラーパワー市場グリーンエネルギー上位ランキングはほとんどオレゴンだということを書いたが、オレゴンで盛んなのはソーラーパワーだ。例えば、Solexantが商業用の太陽光発電所を作るらしいが、そのほとんどはオレゴンだ。<div><br /></div><div>ところで、ソーラーパワーの市場はというと、Solyndraが今年計画されていたIPOを延期していたように、すでに次のステージに入っている。価格競争が始まっていて、コンソリデーションが進んできている。既にナンバーワンのFirst Solarのコンペとして、TSMCの投資するStion、Q-Cellsの投資するSolariaと、台湾やドイツも参入してきている。外資が投資するだけ市場は大きいということだ。</div><div><br /></div><div>つまり、ソーラーパワー、グリーンエネルギーとは、パイプラインなのだ。その整備のためには巨額の投資が必要になる。Solyndraのバックログは20億ドル以上らしい。小さなベンチャーはどんどんコンソリが進んでいくだろう。</div><div><br /></div><div>シャープにもTSMC やQ-Cellsのように積極的に参入していってもらいたいところだ。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-12512063938553619302010-07-07T19:33:00.000-07:002011-07-02T22:15:40.700-07:00グリーンパワーに見る好循環<div>Santa Claraカウンティが、環境保護庁の Green Power コミュニティーランキングで一位だったらしい。他と比べるとトータルの電力使用量がダントツに多いため、Green Powerの割合は6%とそんなに高くなくても、一位になったということもある。しかし、Palo Altoも7位に入っていて、シリコンバレーが上位に食い込んでいる。</div><div><br /></div><div>この<a href="http://www.epa.gov/grnpower/communities/index.htm">ランキング</a>を見ておもしろいのは、上位30位のうち、ほぼ半分の14個がオレゴンなのだ。さらに言えば、上位10位のうち、2つがカリフォルニア(シリコンバレー)、7つがオレゴン、残り一つがワシントン。</div><div><br /></div><div>オレゴンは、コロンビア川の豊富な水資源による安定した水力発電が、他州に比べて安価な光熱費を可能にしている。さらに、法人所得税は他の西海岸の州よりも安く、消費税は無い。もちろん、他の州同様、グリーンエネルギーに関しては州からの税額控除がある。企業にとっては、好条件が揃っている。</div><div><br /></div><div>そしてオレゴンといえば、クラウドが出てきたときに、グーグルがデータセンターを設置していた。同様に、そのすぐ近くのワシントン州クインシーにマイクロソフトやヤフーがデータセンターを設置していた。最近では、ノースカロライナもグーグルやアップルに積極的に税額控除をし、Charlotteにデータセンタを置かせていた。IBMもノースカロライナに設置している。さらに今後、ウィプロ、ジュニパー、マイクロソフトもCharlotteにデータセンターを設置するらしい。やはりデータセンターは、税制優遇措置をしてくれるところにたつのだろう。</div><div><br /></div><div>またオレゴンには、インテルの世界最大の工場や大学と共同のR&Dセンター、それに伴う大きなコミュニティーがある。ちなみに、米国の再生可能エネルギーの最大購入者はインテルである。そういえば先日インテルがシリコンバレーのデータセンターを売っていたが、これもその分オレゴンに増設したのだろうか?</div><div><br /></div><div>こうした土台があるが故にソーラーパワーの産業が広がったのであろう。その結果、大企業データセンターを設置して集まってきて、さらに産業が拡張される。好循環だ。</div><div><br /></div><div>こういう好循環ループを作れるといい。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-65983033695198463132010-06-23T11:46:00.000-07:002010-06-23T13:17:01.261-07:00理系離れ日本でも理系離れと言われるように、アメリカでも理系離れが進んでいる。理由はいろいろあるだろうが、その中でも最近気になることが二つある。<div><br /></div><div>一つは、就職後の賃金の問題だ。特に製造業の賃金がサービス業や金融業に比べて低いということがあるだろう。賃金はいくら儲けたかで決まるものであり、設備投資などの大きい製造業では利益率は小さくなる上、技術的に良いものを作ったらその分儲かるものではないからなのだろう。残念ながら、儲けを決めるのは、それが技術的に優れているかでなく、客が欲しいものをいかに売ったかなのだ。逆に、技術的に優れすぎていて難しすぎると、大多数から敬遠されてしまい、もっと単純なものを強い企業が作り出し、その波につぶされてしまう。日本はそういう経験が多数あるのではないだろうか?</div><div><br /></div><div>二つ目は、電気電子や情報系の技術はかなり進歩してきたため、新しく入るには最初に勉強するべきことが多すぎるが故にハードルが高くなってしまっていることだ。バイオテクノロジーのようにこれから進歩していく技術ならば、学生がこれからでも入りやすいに違いない。今まで増やしてきた電気電子情報系の学科の数を減らし、バイオ分野を増やしていけばいいだろう。</div><div><br /></div><div>とはいえ、やはり一番の問題は賃金だ。工学系の学費は文科系よりも高く、レポートの数も多い。将来の賃金がそれに見合わなければ当然工学系を選ばないのは当然だ。</div><div><br /></div><div>学生の理系離れを心配していかに科学が面白いかを説明するよりも、まず賃金が適正かを見直すことが先決だろう。</div><div><br /></div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-62725671358004305802010-06-22T11:38:00.000-07:002011-07-02T22:16:32.547-07:00精神一到何事か成らざらん<div>人間にとって何が大切か?人生にとって何が大切か?悩みは尽きない。</div><div><br /></div><div>苦しく悲しい人生よりも、楽で楽しい人生がいいのだろうか?そう単純なことではないだろう。苦しみから立ち上がるために努力をすることで成長するが、その状況ばかり続いたらもたないかもしれない。つまり、どちらも必要なのだと思う。</div><div><br /></div><div>苦しみ、悲しみ、楽だ、楽しいという感覚は受け身であり、それに対して能動的な行為が求められるはずである。自分の理想や望みを成し遂げようという意志、その意志に沿った行動が求められるのだ。</div><div><br /></div>精神一到何事か成らざらん<div><br /></div><div>自らの意志をもって何かを成し遂げる。それが人生かもしれない。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-29877011938121769542010-06-22T10:34:00.001-07:002010-06-22T10:57:37.722-07:00またシンガポール発見今日またシンガポール関係のものを見つけた。<div><br /></div><div>OMAPグループでlow power management技術のマネージャだった人間が、シンガポールのA-Starという会社に入った。A-Starはシンガポール政府のもつR&D機関のようだ。</div><div><br /></div><div>これはこれでおもしろい。OMAPは買ってくれる会社も無いためすでに捨てられており、フェードアウトするのを待っているだけだ。その度重なるレイオフで、パワーマネージメント技術も特にインドでかなり広く出回っているが、シンガポールには入っていなかった気がする。</div><div><br /></div><div>シンガポールがアグレッシブになってきており、興味が湧いてきた。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-55509124031350630012010-06-17T10:46:00.000-07:002010-06-17T11:22:32.453-07:00IPをインテグレートするためのツールIPを作ったらインテグレートしなければならない。このためのツールが進化するだろう。<div><br /></div><div>AMBAのような一般的なインターコネクトはツールがうまくやってくれたりするが、特定のIPやサードベンダのIPはまだ手動か特定のツールが必要だ。SOPC Builderは便利だが、独自内部バスというのが使いにくい。コンポーネントを自由につなげるCypressのPSoCの方が簡単でいい。</div><div><br /></div><div>こういったFPGAやCPLD向けのツールが改善され、中小規模のチップには使用されていくのだろう。自分でつないでみたチップのモデルを使ってソフトのプログラミングをし、それで実際の動作確認までできればかなり効率もよくなる。さらにボードまで取り込んでやれればもっと都合がいい。</div><div><br /></div><div>こういったツールを提供していくことが鍵になるだろう。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-27462481390349954392010-06-16T10:06:00.000-07:002011-07-02T22:15:40.700-07:00IPベンダの行く末かつて、ASICベンダにとって、自社ファブのライン確保による安定した供給、豊富なIPポトフォリオが売りだった。ところが、ファウンダリが自社ファブの価値を無くし、多数のIPベンダがその価値を奪った。自社ファブでしか製造できず、独自開発のためすべてのIPを揃えるのに時間のかかる上、ライブラリの狭さによる制限は、ASICベンダにとって足かせにしかならなくなってきた。顧客は、IPやライブラリ、サポートツールやTATテーブルを作り、この電源はうちのボードにはないといった議論をしながら、ベンダ比較をするのである。<div><br /></div><div>とはいえ、IPベンダだって楽ではない。自分だけで幅広いポトフォリオを揃えるというのは難しいのだ。だからSERDESのような多様な仕様に使い回せる汎用性の高いものを作り、レーンを増やす、スピードを上げる、パワーを落とすといった具合に改良していくのがいい。規格ものや特定用途のものは、コンペも多いし、次につなげにくい。本当に先を読む目のあるトップがいないと、次にあれを作ろうとし、やっぱりこれを作ろうし、と右往左往しているちに、つぶれるか吸収される。</div><div><div><br /></div><div><div>CMOSファブがファンダリに集約されたように、CMOSプロセスも集約され、3社くらいに絞られるのだろう。CMOSベースIPのプロセスの種類もそのプロセスと同時に集約されるので、次の32nm/28nmのIPで勝てたところが最終的に生き残れるところなのだろう。最大の激戦区はSERDESだ。次にWirelessのAFE、センサーといったところだろうか。</div><div><br /></div><div>生き残れなかったところは、どうなるんだろう?</div><div><br /></div></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-51293767213323744772010-06-15T09:10:00.000-07:002010-06-17T11:23:11.432-07:00Inphi IPOとシンガポールオフィスInphiのシンガポールオフィス新設とIPOのニュースから、Avagoを思い出した。去年IPOしたAvagoもシンガポールに人を動かしていた。<div><br /></div><div>両方ともテレコムのAnalog/Mixed Signalという似た分野であり、またどちらもアジアの開発拠点としてシンガポールを選んでいる。シンガポールの物価はアメリカ並みであり、コスト的にはあまり貢献しないが、英語圏のアジアというところが米国企業のアジア拠点に適するのだろう。</div><div><br /></div><div>外資系企業の工場における賃上げの嵐に苦しむ中国、思惑通りそれが少しでも中国の内需拡大につながればさらなる中国の発展がみられるのだろう。それは、中国に限らず近隣の東南アジアの発展にもつながっていくのだろう。</div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-32487716379898221512010-06-12T10:53:00.001-07:002011-07-02T22:16:32.548-07:00みんなの力<div>一人一人の力なんて限られている。でも、皆が集まれば、大きなことができる。世界も変えられる。</div><div>そういう歌を思い出した。</div><div><br /></div><div><br /></div>一人の小さな手 何もできないけど<div>それでも 皆の手と手を合わせれば </div><div>何かできる 何かできる</div><div><br /></div><div>一人の小さな目 何も見えないけど</div><div>それでも 皆の瞳で見つめれば</div><div>何か見える 何か見える</div><div><br /></div><div>一人の小さな声 何も言えないけど<div>それでも 皆の声が集まれば </div><div>何か言える 何か言える</div><div><br /></div><div>一人で歩く道 遠くてつらいけど</div><div>それでも 皆の足踏み響かせば</div><div>楽しくなる 楽しくなる</div><div><br /></div><div>一人の人間は とても弱いけど</div><div>それでも 皆が皆が集まれば</div><div>強くなれる 強くなれる</div><div><br /></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-85886273465724176182010-06-11T19:10:00.000-07:002011-07-02T22:15:40.701-07:00IP開発の方向水平分業型の半導体産業の中で、IPプロバイダになろうとしてうまくいかなかった企業は数知れない。今はEDAベンダやFPGAベンダ、ファンダリがIPベンダとパートナーシップを組んで提供しているが、CadenceのDenali買収、SynopsysのVirage Logic買収のように、パートナーシップだけでなく、EDAベンダが取り込み始めた。digital IPはファンダリ、プロセスに依存せず、ツールさえサポートしていればいいので、EDAベンダが取り込むのはたやすいだろう。ユーザにしてみれば、EDAベンダが簡単に使えるように彼らのツールにうまく組み込まれたdigital IPの方が、小さいIP ベンダのIPよりも開発の手間がかからず、しかも他社によってすでにテストされたIPで信頼性が高いわけで、そちらを選ぶのは明らかだ。<div><br /></div><div>一方、Analog IPのようにプロセステクノロジーに依存するIPはそうはいかない。プロセス毎に提供される必要があるので、ファンダリはもちろん、自社プロセスをもつ各企業がデザインする必要がある。逆に言えば、各自社IPを開発するコストが、自社プロセスを開発するコストにさらに上乗せとなり、かなりの数が見込めなければ、費用だけでなくスケジュールの面でもコストペナルティーとなってしまうのだ。つまり、自社プロセスの開発の負担を増やすことになる。<div><br /></div><div>プロセステクノロジーの数自体が以前よりも減り、これもマスクコストや設備費の増大により、自然淘汰されているのだろう。だから、デジタルにおける自社ファブはかなり減ってきた。ペイしないので、手を引いたのだ。このことからも、Analog IPもまた自然淘汰されることが予測される。このことから、各大手ベンダーが開発するものは、汎用IPとなりにくい製品に特化されていくだろう。<div><div><div><br /></div><div>IPextermeのような企業がIPの仲介業をしているが、IPを使うという業界の方向性にはあっているものの、汎用マイコンやAMBAのようなものでなくEDAベンダやファウンダリがサポートしていない特殊用途のIPに限られてくるに違いない。</div><div><br /></div><div>こうしたIPをめぐる動きも、半導体業界の再編を引っ張る要因の一つなのだろう。</div><div><br /></div></div></div></div></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-13983181117374711802010-06-03T23:05:00.000-07:002010-06-03T23:30:52.574-07:00半導体業界水平分散型半導体業界の先が、少しずつ見えてきたような気がする。<div><br /></div><div>ファウンダリとメモリはほぼ決まっている。アセンブリは中国の会社が伸び、その他は自然淘汰されていくだろう。大規模ASICのみが残り、残りはCPLD,FPGAになっていくだろう。アナログですら、自然淘汰されていくだろう。高電圧やMEMS等の特殊プロセスを必要とするもののみがディスクリートとして残り、CMOSでできるアナログは、IPとしてしか残らないだろう。そのIPも、ディジタルIPはEDAツールベンダが抱え込み、アナログIPはASICベンダとFPGAベンダのみが持つことになる。同じファンダリを使ったとしても、プロセスが違うので両方必要になる。今はファンダリもIPを抱え込んでいるが、小規模ASICの数が減れば消えるだろう。プロセッサは、ARM, X86,MIPSになっている。</div><div><br /></div><div>どこに行こうか?</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-794387534436827195.post-1634646389153634442010-06-02T14:24:00.000-07:002010-06-02T19:27:49.374-07:00半導体市場の変化半導体の市場そのものが変わってきたのだ。<div><br /></div><div>IBM, インテルが引っ張ってきた時代は、メインフレームやパソコンといった特定のハイテク機器やそのネットワークの進化に沿って、半導体も進化してきた。高集積化によりパフォーマンスの向上と低価格化を実現するという方向は明確だった。ここで問題になったのはムーアの法則のような技術的なことよりも、その市場がハイテク機器という特殊ユーザ向け市場から、一般ユーザ向け市場に裾野を広げたことなのだろう。これはパソコン機器等が大きく低価格化していることから明らかだ。その市場の変化に半導体ベンダが対応しなければ生き残れないのだ。</div><div><br /></div><div>今まで最先端技術の開発を誇りに思ってきた技術者達は、その低価格の量産品開発に抵抗を感じているのかもしれない。でも考えてみれば、低コスト下の波に逆らえず、既に製造工場は中国や東南アジアにシフトしている。設計者もインドや中国にシフトせざるを得ないだろう。その結果、米国や日本で仕事がなくなる人間がでてくることになる。</div><div><br /></div><div>それを回避する方法の一つは、安いレイバーコストに対応するためにオートメーション化を推進するためのプラットフォームの開発をすることかもしれない。その開発に人的リソースを投入し効率化を図れば、今はともかく、将来中国やインドのレイバーコストが米国や日本並みになったときでも低価格化に対応できる。</div><div><br /></div><div>例えば、今は一つ一つ手でRTLを書いてインテグレーションしているが、SOPCBuilderやPSoCのようにRTLはかけなくても簡単にできるツールを開発すればいい。Place and Routeに関しても、FPGAを使えばクロックのアラインは手軽だし、大規模でなくかつ高速でなければ簡単に配置配線もできるのだから、FPGAのアーキテクチャを改良していけばいい。</div><div><br /></div><div>そういったコアの開発のみ残し、あとはそれらを使うユーザ側のサポートということになるだろう。今週のHPのレイオフと内容は同じだ。シスアドはなくし、カスタマサポートをとるという。</div><div><br /></div><div>これも一種の自然淘汰なのかもしれない。</div><div><br /></div>Sakurahttp://www.blogger.com/profile/07462866262081990450noreply@blogger.com