2008年11月6日木曜日

Workplace Harassment

オンライントレーニングを受けたが、いきなり出てきたハラスメントの例にびっくりした。
   自分と寝ないからと言ってアシスタントを首にする上司
   ランチタイムに聖書の研究会に出席したら昇進させると言う上司
こんなことって現実にあるの?

勉強になったことを挙げてみる。NG,CAUTION,GOODの3つのレベルがあった。
 1.確かに不快と思われる接触のみ禁止される。だから、握手はGOOD。
 2.パーソナルスペース内に顔が入ってきたと思っても、触ってはいないので、これはCAUTIONレベル。
 3.水着の一般女性のカレンダー等は禁止だけど、奥さんの水着は性的なものでないのでGOOD.
 4.個人のスペースに宗教関係のものを置くのはいいけど、他の宗教や無宗教を非難するものはNG。
 5.職場において自由に話せる権利があるわけではない。信仰を語るのはNG。
 6.1-2回はいいけど、しつこくデートに誘うのはNG。
 7.セクハラを受けたときに、相手に話してから会社にいう必要はなく、いきなり会社に言っていい。
 8.お客が従業員にセクハラをするのもNG。

おもしろかったのは、アフリカンーアメリカンの例が一番多かった。彼らはひどい差別をうけているのだろう。うちの会社はセクレタリーがほとんどアフリカンーアメリカンの女性。愛想がよいとはお世辞にも言えない。でも、彼女達と話してみると、実はすごく感じのいい人たちばかりで、顔見知りになればすごく対応がよくなって親切になる。

最初感じ悪いのは、私の訛った英語を見下しているのかと思ったが、たぶん常に下に見られている彼女達からすれば、私もそうやって見下す人たちの一人に見えたのだろう。笑顔を見せることで、関係が大きく変わるものだ。電話のセットアップを全部やってくれたり、ミーティングのときにわざわざどこか他の部屋から私のために椅子を持ってきてくれた。私が彼女達の立場なら、そこまでやらないかもしれない。彼らの苦しみは、想像を超えるものなのだと思う。

そういえばまだアメリカに来たばかりの頃にコントラクタのインタビューをしていたとき、70を超えていそうな人が来た。つい「死にそうだったね」と感想を言ってしまったら、「アメリカではそれは差別用語だから気をつけなさい」と言われた。言われても、何の差別だかわからなかった。日本のテレビでは年齢差別用語を平気で言うからだろうか?