2009年4月8日水曜日

電子書籍の普及

ソニーはソニーリーダーで読める無料書籍の数を、50万冊に増やすらしい。

アマゾン キンドルよりも書籍数で負けていたとはいえ、無料書籍を増やすのはどうかと初め思ったが、そうでもないかもしれない。

ネットの普及でニュースが無料で見れるようになった。それでも新聞や雑誌の価値がなくなるわけではなく、無料コンテンツと有料コンテンツが両立できている。もちろん以前よりも有料コンテンツに対する要求は高くなっていると思うが、その要求を満たせば消費者はそれに対してお金を払う。

今は電子書籍というものを浸透させるフェーズだからもっといろいろ試してみるのもいいかもしれない。

例えば、自分で物語を書いてネットにのせ、お互いに読みあう人達がいる。最近の女子中高生は、読書感想文等よりも自分で創作した物語を書いてくるらしい。そういう人たちの場として電子書籍を使わせてみるのもおもしろいかもしれない。

あるいは、小説コンテストをして応募者の作品を電子書籍で公開し、そこで投票をしてもらうなど。

ネットのように、プロによるコンテンツに頼らず、一般消費者からのコンテンツを利用してみるのもおもしろいだろう。

とはいえ、以前も書いたが、普及に最も重要なのは「目の疲れない端末」だ。目が疲れないものはどういうものなのだろう?そもそもなぜ目が疲れるのだろう?