スターバックスのコーヒー豆を買うと袋に「この袋をお店に持ってくるとコーヒー一杯フリー」と書いてある。よく見ると賞味期限後30日以内に、とある。これはマーケティングで消費者にどんどん消費させることで儲ける方法である。これで消費速度が上がれば、コーヒー一杯サービスくらい安いものなのだ。
今私は自分を製品として売り込もうとしている。マーケッターであり、セールスでもある。
自分という製品を成長マトリクスに当てはめて考えたときに、技術•能力は既存•新規のどちらを狙うか、あるいは市場は既存•新規のどちらを狙うか。(1)既存技術で既存市場の深堀りが王道だ。上記スターバックスのように、既存製品の既存顧客への販売量を増やすことで事業を拡大する。次に成功確率が高いのが、(2)既存技術で新規市場を狙っていく。私に資源の余裕があればいい方法となる。(3)新規技術で既存市場はなかなか売れない。新規技術が既存市場のニーズになかなか合わないのだ。言うまでもなく(4)新規技術で新規市場はほとんど成功しない。
まずは(1)だろう。(2)と(3)に行きたいのだが、あまり現実的でない。(2)や(3)につなげられそうな(1)を選んでいくことが重要だ。ヘルスケア製品を扱っている企業か中国系半導体企業のいずれかだとつながりそうだ。
2010年2月28日日曜日
2010年2月27日土曜日
スターに返り咲けるか
最近よく平家物語の冒頭を頭の中で繰り返す。特に「盛者必衰の理を顕す 驕れる者は久しからず」の下りに深い感慨を覚える。
各国をプロダクトとしてプロダクトポトフォリオの中のあてはめると、今の日本やアメリカは既にスターよりもキャッシュカウなのだ。ヨーロッパはEUとして統合することで負け犬からキャッシュカウまで戻ってきた。中国は明らかにこれから投資をすべき問題児であり、次のスターとなりつつある。
今後日本がキャッシュカウに落ちていき、さらに負け犬となるか、あるいは再びスターに返り咲くかはこれからの私たち日本次第なのだろう。
トヨタリコール問題と自分の職探しには直接的には何の関係もない。しかし、どちらも同じ大きな世界の流れというものに巻き込まれている気がするからだ。世界の経済危機の波はもちろん、この日本の価値の変化がそれらに大きく影響しているだろう。今世の中の景気が良かったら、あるいは日本が今問題児であったならばおそらくどちらも起こらなかったと思う。
アメリカだって日本を守ってあげるような余裕がなくなったってことだ。アメリカもスターに這い上がるために、中国と関係を作っていかなければならない。日本と違って、アメリカにとって中国は大変だろう。本当の意味で問題児になるかもしれない。
各国をプロダクトとしてプロダクトポトフォリオの中のあてはめると、今の日本やアメリカは既にスターよりもキャッシュカウなのだ。ヨーロッパはEUとして統合することで負け犬からキャッシュカウまで戻ってきた。中国は明らかにこれから投資をすべき問題児であり、次のスターとなりつつある。
今後日本がキャッシュカウに落ちていき、さらに負け犬となるか、あるいは再びスターに返り咲くかはこれからの私たち日本次第なのだろう。
トヨタリコール問題と自分の職探しには直接的には何の関係もない。しかし、どちらも同じ大きな世界の流れというものに巻き込まれている気がするからだ。世界の経済危機の波はもちろん、この日本の価値の変化がそれらに大きく影響しているだろう。今世の中の景気が良かったら、あるいは日本が今問題児であったならばおそらくどちらも起こらなかったと思う。
アメリカだって日本を守ってあげるような余裕がなくなったってことだ。アメリカもスターに這い上がるために、中国と関係を作っていかなければならない。日本と違って、アメリカにとって中国は大変だろう。本当の意味で問題児になるかもしれない。
2010年2月26日金曜日
戦国時代の合戦か
トヨタリコール問題に関して少し追加。
アメリカは競争状態を維持することによって成り立つ資本主義国家なのだ。つまり、アメリカの自動車メーカーが競争力をなくせば、彼らが競争に参加できる状況を作る。アメリカの自動車メーカーだけでなく、中国などの新興国の自動車メーカーがアメリカに参入できるよう市場を整える。彼らにとっては当たり前のことなのだ。
それが正しいとか、やり方が正しいかとか、そこはいろんな意見があるだろうが、結局、絶対的かつ不変的に正しいことなんてないのだから、そういう議論の余地はないのだ。誰かにとって正しくないことも誰かにとっては正しいのだし、今正しいことも50年後には正しくなくなるのだ。
マイクロソフトが独占禁止法で訴えられたことを覚えていると思うが、つつかれないよう穴を作らないようどんなにがんばっても、結局は独占禁止法という法によって合法的にたたかれるのだ。アップルがシェアを回復できた最大の要因は、マイクロソフトが独占禁止法にひっかかったことだろう。市場競争力を維持するために社会によって意図的に操作されたということだ。もちろんアップルである必要はなかったわけで、そこはアップルの勝利であると言える。
インテルもAMDを閉め出すためにリベートを使い、ヨーロッパで独占禁止法にひっかかり罰金を払わされた。ウィンテルによる数十年の支配も終焉となり、新しい時代を作るために競争市場が作られているのだ。ここで戦い勝った者が10年後に次のウィンテルとしてその後十年位君臨できるのかもしれない。
日本の歴史の授業でも習った戦国時代の合戦が始まったのだ。織田信長になれるか、豊臣秀吉になれるか、あるいは徳永家康になれるか、これから各地の武将が出陣し始めたところなのだ。私はどこの陣営に加わろうか?
アメリカは競争状態を維持することによって成り立つ資本主義国家なのだ。つまり、アメリカの自動車メーカーが競争力をなくせば、彼らが競争に参加できる状況を作る。アメリカの自動車メーカーだけでなく、中国などの新興国の自動車メーカーがアメリカに参入できるよう市場を整える。彼らにとっては当たり前のことなのだ。
それが正しいとか、やり方が正しいかとか、そこはいろんな意見があるだろうが、結局、絶対的かつ不変的に正しいことなんてないのだから、そういう議論の余地はないのだ。誰かにとって正しくないことも誰かにとっては正しいのだし、今正しいことも50年後には正しくなくなるのだ。
マイクロソフトが独占禁止法で訴えられたことを覚えていると思うが、つつかれないよう穴を作らないようどんなにがんばっても、結局は独占禁止法という法によって合法的にたたかれるのだ。アップルがシェアを回復できた最大の要因は、マイクロソフトが独占禁止法にひっかかったことだろう。市場競争力を維持するために社会によって意図的に操作されたということだ。もちろんアップルである必要はなかったわけで、そこはアップルの勝利であると言える。
インテルもAMDを閉め出すためにリベートを使い、ヨーロッパで独占禁止法にひっかかり罰金を払わされた。ウィンテルによる数十年の支配も終焉となり、新しい時代を作るために競争市場が作られているのだ。ここで戦い勝った者が10年後に次のウィンテルとしてその後十年位君臨できるのかもしれない。
日本の歴史の授業でも習った戦国時代の合戦が始まったのだ。織田信長になれるか、豊臣秀吉になれるか、あるいは徳永家康になれるか、これから各地の武将が出陣し始めたところなのだ。私はどこの陣営に加わろうか?
2010年2月25日木曜日
優越感という悪
どこの国も、人間に順位をつけてきた歴史を持つのではないだろうか?
生まれで決めるカースト制度は有名だが、そういうランクに限らず、ユダヤ人迫害のような宗教、先日のモンゴルのような民族、言うまでもなく人種、肌の色で優劣を決めたがる。なぜ他人を下に見る必要があるのだろうか?
動物も、宗教はないにしても、同じ種類の動物の中で生まれや種類や色で優劣を決めるのだろうか?例えば岩とびペンギンと冠ペンギンや、ドブネズミと野ネズミの間に優劣はあるのだろうか?力の差による優劣はあり得るが、その力関係を明確にするために人間のように群れ同士で陣地争いはしなそうだ。
ではなぜ人間だけが群れを作って戦い、力関係を明確にし、その後その力関係を維持しようとするのだろうか?優越感というおかしな感覚のせいだろう。この優越感という感覚さえなければそんなことはきっとしない。他人に対して優越感を感じることは悪いことだとなぜ教育しないのだろう?他人に暴力を振るうのは悪いことだ、他人から物を盗むのは悪いことだと教えるのに、優越感という他人に視覚できる危害を与えないことは許されるのだろうか?遺伝子自体が優勢/劣性という性質を持ち、それによって優れた遺伝子で子孫を残す生物である以上、優劣を決めることからは逃れられないのだろうか?だとすれば、より強い遺伝子である方を優性と認識すべきではないのだろうか?
今日一緒に食事をした黒人の女性がレストランで明らかに機嫌が悪くなった。明るい席がいいと言ったのにレストランの人間が開いてないと言って譲らなかったからだ。空いている席は今日客が150人ほど来るから使えないということだった。私はそれでしょうがないと思ったが、彼女にはそう思えなかったようだ。ダラスは他の地域から来たMBAを持つ黒人にとっては耐え難いところなのだろう。シリコンバレーで黒人を見かけることはほとんどなかったので以前はあまり考えなかったが最近は思う。彼女たちが今までに受けた屈辱は私の想像以上に違いない。
そこでふと思ったのだ。「なぜ優劣を決める必要があるのだろうか?」と。
生まれで決めるカースト制度は有名だが、そういうランクに限らず、ユダヤ人迫害のような宗教、先日のモンゴルのような民族、言うまでもなく人種、肌の色で優劣を決めたがる。なぜ他人を下に見る必要があるのだろうか?
動物も、宗教はないにしても、同じ種類の動物の中で生まれや種類や色で優劣を決めるのだろうか?例えば岩とびペンギンと冠ペンギンや、ドブネズミと野ネズミの間に優劣はあるのだろうか?力の差による優劣はあり得るが、その力関係を明確にするために人間のように群れ同士で陣地争いはしなそうだ。
ではなぜ人間だけが群れを作って戦い、力関係を明確にし、その後その力関係を維持しようとするのだろうか?優越感というおかしな感覚のせいだろう。この優越感という感覚さえなければそんなことはきっとしない。他人に対して優越感を感じることは悪いことだとなぜ教育しないのだろう?他人に暴力を振るうのは悪いことだ、他人から物を盗むのは悪いことだと教えるのに、優越感という他人に視覚できる危害を与えないことは許されるのだろうか?遺伝子自体が優勢/劣性という性質を持ち、それによって優れた遺伝子で子孫を残す生物である以上、優劣を決めることからは逃れられないのだろうか?だとすれば、より強い遺伝子である方を優性と認識すべきではないのだろうか?
今日一緒に食事をした黒人の女性がレストランで明らかに機嫌が悪くなった。明るい席がいいと言ったのにレストランの人間が開いてないと言って譲らなかったからだ。空いている席は今日客が150人ほど来るから使えないということだった。私はそれでしょうがないと思ったが、彼女にはそう思えなかったようだ。ダラスは他の地域から来たMBAを持つ黒人にとっては耐え難いところなのだろう。シリコンバレーで黒人を見かけることはほとんどなかったので以前はあまり考えなかったが最近は思う。彼女たちが今までに受けた屈辱は私の想像以上に違いない。
そこでふと思ったのだ。「なぜ優劣を決める必要があるのだろうか?」と。
2010年2月24日水曜日
日本が克服すべきもの「言葉」
車のラジオでAkio Toyotaの謝罪を聞いた。映像がなかったのでよくわからないのと音質の良くないカーラジオだったせいか、叫んでいるように聞こえ、昔テレビで見た第二次大戦の終了ラジオの天皇陛下のようだった。
以前やはり車関係のタイヤの事故で、日本で日本語で謝罪をしていたテレビを思い出したが、あんな風だっただろうか?英語だからだろうか?日本語だったらもう少し違った話し方ができるのだろうか?
日本人は英語のために個人の能力を十分に認めてもらえない部分が多いし、たとえ同じ分野で競うにしても英語の勉強する時間がハンデとなることもある。英会話の授業を増やすために数学や他の教科を削れば他の能力の低下になる。国際競争力を高めるために日本はまず、同時翻訳機を自国で開発して普及させることが急務だ。すでに頭の固くなった働き盛りの国民の英語力を上げるより、コストも時間もよっぽど安くつくはずだ。これから中国語が話せないとという時代がやってくる。そのときまた新たに中国語を一から学ぶのだろうか?アメリカには英語と中国のバイリンガルなんて数えきれないほどいる。少数の日本語と中国語のバイリンガルだけで日本はどうやって戦っていくのか?
国がその研究費を払ってでもやるべきだろう。資本を集約して翻訳機を作った方が、個人個人に分散投資するよりもはるかに効率がいい。
グーグルがやってくれるとか他人に依存するのでなく、自力でやればいいのだ。欠点があれば、自分で克服するなりして解決する。当たり前のことだ。
以前やはり車関係のタイヤの事故で、日本で日本語で謝罪をしていたテレビを思い出したが、あんな風だっただろうか?英語だからだろうか?日本語だったらもう少し違った話し方ができるのだろうか?
日本人は英語のために個人の能力を十分に認めてもらえない部分が多いし、たとえ同じ分野で競うにしても英語の勉強する時間がハンデとなることもある。英会話の授業を増やすために数学や他の教科を削れば他の能力の低下になる。国際競争力を高めるために日本はまず、同時翻訳機を自国で開発して普及させることが急務だ。すでに頭の固くなった働き盛りの国民の英語力を上げるより、コストも時間もよっぽど安くつくはずだ。これから中国語が話せないとという時代がやってくる。そのときまた新たに中国語を一から学ぶのだろうか?アメリカには英語と中国のバイリンガルなんて数えきれないほどいる。少数の日本語と中国語のバイリンガルだけで日本はどうやって戦っていくのか?
国がその研究費を払ってでもやるべきだろう。資本を集約して翻訳機を作った方が、個人個人に分散投資するよりもはるかに効率がいい。
グーグルがやってくれるとか他人に依存するのでなく、自力でやればいいのだ。欠点があれば、自分で克服するなりして解決する。当たり前のことだ。
2010年2月23日火曜日
素敵な女性を発見
今週3人の女性と知り合った。年齢は40から50代だと思うが、3人ともすごく素敵だと思った。
そんな風に素敵だと思える女性に今までここの会社で出会ったことはなかったのに、外の世界を見てみたらこんなに簡単に素敵な女性に会えるのかと驚いた。というより、自分の世界が狭かったことに呆れた。なぜ今まで外の世界を見ようという努力をしていなかったのか。
彼女達を見ていて、自分はこういう人間になりたいと思えた。正直、会社のミーティングでは男性しかいなかったし、その中で自分のエゴを満たすために偉そうに話す人たちを見て疑問を感じていたのだが、ここ一週間ですっきり答えが見えた気がした。まず皆が言うようにダラスはアメリカではないし、特にあの会社はいわゆるアメリカの会社ではない。日本に近い。たぶんこの状況の中で生き残るのは難しいだろう。次に、偉そうに話すことがアメリカ流なわけじゃない。自分の内面を磨くことで生まれる内からの自信が、その人を輝かせるのだ。アメリカには自分なりの道を見つけてそういう風に素敵に生きている女性がたくさんいる。
時間が許す限り、彼女達から吸収できる物は吸収していきたい。
そんな風に素敵だと思える女性に今までここの会社で出会ったことはなかったのに、外の世界を見てみたらこんなに簡単に素敵な女性に会えるのかと驚いた。というより、自分の世界が狭かったことに呆れた。なぜ今まで外の世界を見ようという努力をしていなかったのか。
彼女達を見ていて、自分はこういう人間になりたいと思えた。正直、会社のミーティングでは男性しかいなかったし、その中で自分のエゴを満たすために偉そうに話す人たちを見て疑問を感じていたのだが、ここ一週間ですっきり答えが見えた気がした。まず皆が言うようにダラスはアメリカではないし、特にあの会社はいわゆるアメリカの会社ではない。日本に近い。たぶんこの状況の中で生き残るのは難しいだろう。次に、偉そうに話すことがアメリカ流なわけじゃない。自分の内面を磨くことで生まれる内からの自信が、その人を輝かせるのだ。アメリカには自分なりの道を見つけてそういう風に素敵に生きている女性がたくさんいる。
時間が許す限り、彼女達から吸収できる物は吸収していきたい。
2010年2月22日月曜日
インターネットで世界はつながったか?
韓国人留学生が、アメリカの大学や大学院卒業後、就職できずに韓国に帰国しているという記事を昨年見た。景気低迷による企業の採用枠の縮小、およびビザの問題らしい。たとえMBAをとっても、ビザのスポンサーになろうという企業が顕著に少なくなってしまったために就職できないということだ。しかも、以前は留学生は卒業後一年間ビザを延長可能だったが、昨年から卒業後90日以内に就職しなければならないなど規定が厳しくなったこともあり、すぐに帰国するのだろう。
自分をとりまく状況が厳しいと他人に厳しくなるのは自然なことだ。自分の中の受け皿が小さくなってくるのだ。そのこと自体が問題を起こすというよりも、実際の問題は、一人がそれをし始めるとそれが伝搬してしまうことだ。結果、お互いを受け入れない世界ができあがる。
インターネットで世界はつながったといういうが、電気がつながったところで、本当の意味で世界がつながったとはいえないのではないか。言葉の読めないページは見ないではないか。言葉だけでなく、その見えない心の垣根を取り払うことが本当に世界中の人間がつながるということではないのだろうか。
自分をとりまく状況が厳しいと他人に厳しくなるのは自然なことだ。自分の中の受け皿が小さくなってくるのだ。そのこと自体が問題を起こすというよりも、実際の問題は、一人がそれをし始めるとそれが伝搬してしまうことだ。結果、お互いを受け入れない世界ができあがる。
インターネットで世界はつながったといういうが、電気がつながったところで、本当の意味で世界がつながったとはいえないのではないか。言葉の読めないページは見ないではないか。言葉だけでなく、その見えない心の垣根を取り払うことが本当に世界中の人間がつながるということではないのだろうか。
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