2009年5月13日水曜日

解雇されにくい日本と再就職しやすいアメリカ

日本の失業率4.8%、アメリカの失業率8.9%。数字だけ見ればアメリカだ。だが実際、どちらの法が精神的にきついんだろう?

解雇されにくい日本は、対象者以外はまあとりあえず大丈夫だろうという安心感が心にある。逆に転職市場がアメリカほど形成されていないため、解雇されると次が見つけにくい。
再就職しやすいアメリカは、まあいつか転職先は見つかるだろうという安心感が心にある。逆に働いていてもいつレイオフにあうかという不安がつきまとう。

働いている間安心感を与える方が生産性に結びつく。しかも1位を狙う挑戦者よりも1位を守るチャンピオンの方が精神的にきついのだ。つまり、再就職先を探すときよりも、いつ職を失うかという不安のほうがきついということになる。

だからアメリカのほうが雰囲気が暗く精神的にまいっている気がする。

そうやって精神的に鍛えられたアメリカ人に、日本人は精神的に渡り合えるのだろうか?難しいだろう。