それとTIは以前NokiaにOMAPを売ることで儲けたが、NokiaがSTに乗り換え、TIのOMAP部門は追いつめられた。もしもそのときTIが起死回生のためFreescale買収を条件にMotorolaとの関係を築いたとしたら?それでFreescaleがMotorolaとの供給契約を終了した時点で携帯事業を撤退、代わりにTIがDroidに乗れたことにも納得がいく。さらにFreescaleは日本とフランスにおける製造を縮小、これも既に日本とフランスに製造拠点を持つTIに吸収されるならば必要だったはずだ。
またFreescaleは車載製品ではシェアが最大。車載用マイコンも多い。バッテリー製品にとって今最大のターゲットは電気自動車のバッテリー。パワー製品を軸にしたいTIにとって、これも魅力的だろう。
Blackstoneが cleantech fund を既存$410Mの18%にあたる$90Mを追加するらしい。Freescaleはもはや必要ないだろう。
かつての母体Motorolaといえば、昨年mobile部門をspin-offさせようとしたがうまくいかず、set-top-box 事業を売りたくても売れず、今年、Mobile Devices Home businessesとEnterprise Mobility Solutions and Networks businessesの二つに分け、後者をNokia Siemensに売る。Nokia Siemensはこの準備のために昨年末に5700のレイオフをして人減らしをしている。
MotorolaはDroid携帯を売っていく道を選択したようだ。
TIがFreescaleを吸収するときには、便乗してOMAP,DSP,ASIC等をレイオフをするだろう。早ければ来月あたりにあるのでは?