2010年2月6日土曜日

ポジティブシンキング

突然思い出した。多分私は自分に都合のいいようにものごとをとらえるのが得意だ。

昔学生だったときに憧れていた人から彼のライブのチケットを買わされたことがある。そのとき一緒にいた友達に、「私から花束がほしいのかな?」と言ったら「ほんと自分の都合のいいように考えるのが得意よね。ただチケット売りたかっただけでしょ」と教えてもらった。なるほど、その通りだと思った。ついつい自分のいいように考えすぎてしまったが、勘違いしたまま、勝手にそう思って花束を渡してもよかったかもしれない。彼はチケット売れて満足だし、私は自分の役目を果たせて満足なのだから。ここで、私が正しく彼の意図を理解することが重要ではないのだ。正しくない方が結果がいいことはよくあるのだ。

世の中は、「正しいこ=いいこと」ではない。理由は勝手に思い込んだものであれ、結果がでればそれで十分なのだ。逆に正しく理解しない方がいいことだってたくさんある。重要なのは、本人がこうだと納得できる理由があることであり、それをもとに行動できるかなのだ。

例えば、親や先生が子供のために必要だと思ってコミュニケーションをとろうとする。これは、本当に必要かどうか、本人がありがたいと後で思えるか、それらを考えることはあまり重要ではない。大切なのは親自身が必要だと思って子供のためにコミュニケーションをとる行為そのものなのだ。

こういう勝手な思い込み思考回路も、ある意味ポジティブシンキングで、いいと思う。