2010年2月19日金曜日

パラダイムシフト「外資系」

世界における日本の価値が下がってきている。価値というのは結局相対的に決まるものであり、中国の価値があがったことで日本だけでなく、ヨーロッパ、アメリカ、インドですら価値が下がってきているのだ。おそらく今までもそれなりの価値があった国の中で下がっていないのは台湾くらいではないのだろうか?

日本にある外資系は日本にしてきた投資を中国に向けるため、日本を縮小し、中国にその分投資をしている。
日本にある外資系企業にいた人、海外で働いてきた日本人に影響を与えているのを肌で感じる。今採用するべきは中国人なのだ。実はアメリカにいる中国人はあまり大切に扱われていなかったことに、こうなってみて初めて気づいた。インド人は2000年問題の後、いろいろ大切に扱われてきたが、中国人はかつてのままだったような気がする。

これは最近ジムで泳いでいたときに気づかされたのだ。隣の女性に何か聞かれたがよくわからなかったので聞き返すと自分のバタ足を見せてジェスチャーとたぶん中国語でいろいろ言われた。その隣にいた男性に「どこから来たのですか?」と聞かれた。日本だと答えると「あなたのバタ足がきれいだからどうすればいいか聞いてるんだよ」と言われた。「あなたのバタ足と自分のバタ足の違いがわからない」と答えてしまった。習ったのは小学校に入ってすぐだったから、どうするのかなんて覚えてない。ただ動かしているだけ。。。本当にわからなかった。聞いてみると、彼女は中国から来たという。

英語の話せない中国人の中年の女性がプールで泳いでいるってちょっとないことだった気がする。シリコンバレーならともかく、特にこのダラスでは。新しく中国から人が来て住んでいる。世界が確実に変化している。

話を戻そう。日本から見ての価値観を変える必要がある。つまり、「外資系=アメリカ系とヨーロッパ系」だった価値観を「外資系=他のアジアと欧米系」にシフトさせる必要がある。グローバルな人間になるためには、この価値観は必須だ。