2010年3月2日火曜日

パラダイムシフト「アメリカ人」

日本人は「アメリカ人は若い人が自分の上司になっても平気だ」と思っている。これは大きな勘違い。ものすごい問題なのだ。例えば「私は32歳でVPになるオファーをもらった。だが、そうすると、50代の部下を四人持つことになった。」「アメリカでは普通で問題ないんでしょう?」「大問題だよ。彼らはジェラシーをもつ。」こんな話はよく聞く。働いていくために受け入れなければならないと考えるだけであって、人間として持つ実際の感情はどこでも同じなのだ。年齢だけでなく、女性だって同じことだ。

日本人は「アメリカ人は早起きで朝早くから働く」と思っている。これも大きな勘違い。「最近の若い人は朝8時に会社にこないんだよ」「え?そうなの?」なんて話を聞く。年齢が上の人は早くから行くが、若い人は9時10時に行く。日本と同じだ。

日本人は「アメリカ人はいろんな人種が一緒に普通に暮らしてる」と思っている。これも大きな勘違い。例えばレジュメを送ると人種と性別を聞かれる。雇用機会均等法があってヒスパニック7% アジア人2% アフリカンアメリカン7%と決まっているのだ。雇用者の割合だけでなく、アプライしてきた人たちから採用した割合も提出する義務があるのだ。学校ですら枠を決められている。

つまり、強制されているが故の結果であり、皆根は同じ人間なのだ。