2010年3月13日土曜日

アメリカに貢献する

なぜアメリカで働くのか?日本で働かないのか?

アメリカに来てアメリカの会社で働くということは、アメリカという国に貢献することを第一に考えなければならない。日本とアメリカの両方の利益になることが一番望ましいが、ときには日本の利益よりもアメリカの利益を優先させる必要がある。アメリカが移民を受け入れてアメリカで働くことを許可している理由自体が、その移民がアメリカに貢献することを期待しているからだ。その移民を救おうと思って受け入れているわけではない。

これは会社と同じことだ。会社は個人の利益を目的として各人を雇うわけではない。当たり前のことだが、会社の利益のために、会社に貢献できる人間を雇うのだ。同じことだ。個人のやりたいことを優先し、会社の利益を無視する人は雇わない。

例えばクライスラーのセールスとして働いている日本人がいるとして、その人はトヨタやホンダよりもクライスラーを客に売り込む必要がある。当たり前のことだ。

日本人として日本を第一に考えるなら日本で働くとか、アメリカでも日本企業で働くのがいいだろう。日本で外資系で働く日本人は不思議とあまり他の日本企業のことを考えず、その外資系起業の利益を考える。日本人ばかりが働く外資系企業では不思議とアメリカ企業という意識はあまりなく、日本企業のように感じるものなのだ。日本人同士で日本人から見たアメリカ論を展開しているにすぎないからだろう。それに、それら日本人の中に外資系で働くということがステータスであるという気持ちがあることも否めない。だから、彼らはアメリカとか日本とか、国のことまで考えるには至らない。

アメリカに来てアメリカ企業で働くと、そういうことまで考えるようになる。周りの人間がアメリカ人から見た日本という観点で話をするからだと思う。そういう他人の視点というのを理解できるようになることが大切だ。

今の自分にはアメリカに貢献することが大切だと思う。自分の国のために貢献したことによってその国の人間から受け入れられることになるからだ。日本のことだけを考えて日本のためだけに貢献してきた人間を他国が受け入れることはないだろう。日本が国際社会に受け入れられて国際機関の一員としてやっていくためには、まず他国へ貢献することが大切だ。