2010年3月6日土曜日

パソコンの行く末

私がパソコンを触り始めたときはIBMやNECのパソコンには黒い画面に薄く字が映っているだけで、しかもすぐにスクロールされてしまうくらい行数も少なかった。パソコンとは大きなスタンドアローンの計算機みたいなものだった。

それが就職活動をしていたときにはSunがComputing is networkingとうたっており、マイクロソフトもそれに続いた。モデムもいつの間にかイーサのケーブルになり、そしていつの間にか無線になっていた。

そして今CitrixはComputing, transformedとシンクライアントによるバーチャル化がいよいよ始まることを告げている。クラウドの始まりだ。企業のパソコンがシンクライアント化すると、デルに入っていたインテルのCPUがまず影響を受けるのだろうか?インテルの売り上げが再びIBMの売り上げに戻っていくように思える。マイクロソフトはどういう基準でライセンス量を決めるのだろう?

このバーチャル化だが、企業にとってみれば端末代のみならず、システムサポート代や設備費がはるかに安くすむため、すぐに導入していくだろう。パソコンで儲けていた企業は、個人端末や家の端末の市場へと移行しないと、あっという間に売り上げが落ち込んでいく。今年この変化にいかに対応できるかが鍵になる。