2010年3月1日月曜日

リクルータやカウンセラーの行く末

完全な求職者過剰のデフレによりjob marketが広がり、仕事を探している人が仕事が探せず、リクルーティング会社でリクルータやカウンセラーとして働き始める人がたくさんいる。雇う側の企業が客とすれば客は少ないが、雇われる側の求職者を客とすればその市場は大きいのだ。つまり求職者からお金をとろうという企業が異常に成長しているのだ。

通常リクルータは人材を紹介したということで、企業からお金をもらう。つまり客は企業であり、こういう状況下では求職者にはあまり気を遣わない。

これに対し、アウトプレースメント企業は、求職者からお金をとり、レジュメやインタビューサポート、ウェブツールや場所の提供など、転職経験者のアドバイスを売る。今ほとんどの企業がジョブカットをし続けているが、そのときに企業側がそのお金を払うので、実際には求職者から直接等いうより、ジョブカットをした企業が払っているということになる。
これ以外にも、有料のジョブボード、有料のリクルータ紹介所、レジュメやインタビューのセミナー等、求職者からお金をとる市場が急速に成長している。

景気が回復して転職が難しくなくなったとき、その求職者をターゲットとした市場で働く彼らは一気に職を失うだろう。就職しやすい市場で転職に精通した彼らが転職するのは簡単だろう。しかし、その転職先で彼らは何をするのだろうか?そして、いろいろな企業のサラリーやベネフィットに詳しくなった彼らがその企業で満足するのだろうか?ジョブホッパーとして生きるのかもしれない。