2010年3月5日金曜日

半導体エンジニアの行く末

半導体のエンジニアの数はすでに飽和しており、今後減っていくだろう。彼らはどこへ行けばいいのか?

今の会社は若いマネージャーで技術力のないエンジニアばかり。景気のよかったときは猫の手も借りたい状態で、実際の設計は外注だったしマネージャーはマネージメントだけすればいいから技術力はいらないという考えだった結果だ。
それに対し、実際に仕事をしてたシリコンバレーのエンジニアは設計の技術はあるが、彼らの給料は中国やインドのエンジニアの3−4倍はするので、これからリーズナブルな量産品の市場を狙っていく会社の設計者としては高すぎる。

一方、設計やソフト開発をインドの外注に移したときには、アメリカにいるインド人をマネージャーにして重宝した。ところが今は、中国に設計を移しているので、アメリカにいる中国人をマネージャーにして重宝している。

アメリカにいるインド人や中国人は自分の国に帰らないと仕事がなくなるのだろうか?しかし自国で働くということは、安い労働力として期待されているわけであり、すなわち給料が下がる。

若ければソフトを勉強してソフトにうつるという手もあるだろう。今後ソフトの方が仕事は見つけやすい。あとの余剰エンジニアはおそらく路頭に迷うのだろう。