2010年3月15日月曜日

努力を惜しむな

スカイプをオンにしていたら、スカイプに知らない人からチャットでパーティのお知らせが来た。広告だろうが、おもしろいことを考えると感心した。これで来る人がいるのかしらと思ったが、ダイレクトメールだってそれで買う人がいるから出すのだろう。

始めから無駄だと思ってやらなかったら何も起こらない。昔、聞いたことを思い出した。頭のいい人は先まで見えてしまうのでできないとわかりやらない。頭の悪い人はそこまで見えないのでやってみる。すると、思いがけない発見が起こったりすると。

こういう状況だと無駄だと思ってやらないことが多い。景気がいいと、うまくいけばラッキーととりあえずやってみようという気になるのに、景気が悪いと途端に皆確実なことだけやりたがる。成功する確率が減るからだろう。例えば景気がよければベンチャーに入ってIPOを期待する人がたくさんいるが、景気が悪いと安定した起業に入りたがる。IPOの確率が低いから、リスクをとらず確実に稼げる方法をとるからだろう。

そうしていると、不思議と思考回路や行動パタンが無駄だと思うことをしなくなる。もともと人間とは楽をしたいと考える生き物なのだろう。たまたまうまくいきそうなものがあればそれに対する期待と興奮で無駄なことをすることがあるだけなのだと思う。だから、その期待と興奮をもてないと、無駄なことはしない。

でも、それでは何も起こらない。今私たちに必要なのは、例え無駄だと思ってもそれをする気力。先の見える頭のいい人のふりをして「やっても無駄だ」ということではなく、頭の悪い人になって「やったら何か起こるかもしれない」と思うことだ。どんな努力も惜しんではいけない。